以前の記事でRubyROOT・RubyFitsのインストール方法を書きましたが、現在、RubyFitsのインストールに必要なSFITSIOがbrewからインストールできなくなっているようでした。ここではSFITSIOを手動でインストールする方法をまとめます。
SFITSIOはJAXA宇宙科学研究所データ利用グループが提供するFITS読み出し用のソフトウェアです。C++で動作します。RubyFitsはそのRubyラッパーということになります。
SFITSIOのインストールにはSLIBをインストールする必要があります。
Macの場合、以下のようにインストールします。
brew install zlib bzip2 ncurses mkdir -p ~/work/install cd ~/work/install wget https://www.ir.isas.jaxa.jp/~cyamauch/sli/sllib-1.4.5c.tar.gz tar xzvf sllib-1.4.5c.tar.gz cd sllib-1.4.5c make CCFLAGS=-m64 sudo make install64
正常にインストールしたらSFITSIOをインストールします。
cd ~/work/install wget https://www.ir.isas.jaxa.jp/~cyamauch/sli/sfitsio-1.4.5.tar.gz tar xzvf sfitsio-1.4.5.tar.gz cd sfitsio-1.4.5 make CCFLAGS=-m64 sudo make install64
これでSFITSIOがインストールできました。RubyFitsをインストールするには
cd ~/git git clone https://github.com/yuasatakayuki/RubyFits.git cd RubyFits/swig mkdir build cd build cmake .. make install
として完了です。